あさひまち展示館にようこそ

橋本博文
新潟大学あさひまち展示館
(旭町学術資料展示館)館長
橋本 博文


 あさひまち展示館は学内所蔵貴重学術資料の一般公開の場としてだけでなく、日頃の教員・学生による研究・教育活動の成果発表の場としても活用されています。学芸員養成のための博物館実習の場としても機能しています。その他学内外の多くの授業で実物標本が見られる場として役立てられています。さらに、体験学習の企画・実施、講座の開設や近隣博物館と連携したスタンプラリー、大学内外の貴重資料の寄贈受け入れ、収蔵・保管なども行っています。
 新潟大学内には、様々な歴史的な学術資料が分散し保存されており、展示館でお見せできるものは、そのごく一部でしかありません。しかし、貴重な展示資料は一見の価値があります。是非、あさひまち展示館に足を運んでください。
昭和初期の実験器具

旧制新潟高校や旧制長岡高等工業学校で、科学技術の基本原理の理解のために使われた昭和初期の実験器具が多数展示。(一階展示室)

昭和初期の心理学実験装置

国内に僅かしか現存していない昭和初期の心理学実験装置。マルベ式混色器や驚盤は、回転させることによって混色や動画を生み出す。(一階展示室)

旧石器から古墳時代の新潟県内を中心として発掘された遺物

旧石器から古墳時代の新潟県内を中心として発掘された遺物が多数展示(二階展示室)

縄文時代を主とする国内有数の人骨

縄文時代を主とする国内有数の人骨が多数展示(二階展示室)

 あさひまち展示館は、新潟師範学校同窓会が78年前に児童教育のためにと建設した歴史的建造物を活かして、学内にある学術資料を一般展示しています。国内有数の縄文人骨標本を含む小片コレクションなど、他では滅多に見る事のできない貴重な展示資料が所狭しと並んでおり、小中学生だけでなく、一般市民にもとても好評です。
 しかし、保存や展示スペースの理由で、新潟大学内に数多くある学術資源の魅力を十分にお見せできないことは、とても勿体ないと思います。あさひまち展示館を核にして、同窓生や市民、企業人の支援を得て、地元新潟県の今後の文化水準の向上にも資するような大学博物館に育てたいと思います。

全学同窓会広報部)

マップ
開館日:火曜・木曜・土曜の10:00~18:00開館(年末年始は休館)
場 所:新潟市中央区旭町通2番町746
TEL:025-227-2260