特集 新潟大学図書館

研究ツールとしての図書館

吉江弘正
旭町分館長
吉江弘正

 現在、研究を進めるうえで、最も重要な因子はおそらくスピードでしょう。現時点における、多くの正確な情報をすばやく収集、統合構築して、現在の動向と課題の明確化、そして目標設定と施設・人材・資金を配慮しながら具体的な案を作成する。この過程をいかに短縮して行動するかが、勝負と言っても過言でありません。そのスタート、原点、拠点とも言える場所が図書館であり、蔵書と電子ジャーナルの活用です。新潟大学図書館の蔵書数165万冊、電子ジャーナル17,000誌を瞬時にアクセスすることができます。まさしく、教員・学生の共通研究ツールである図書館をより活用して育てていただきたい。

図書館利用の昨今

種田裕士
農学部応用生物化学科4年
種田裕士

 新潟大学図書館には歴史文学作品から専門書まで幅広く揃っているので、読書やレポートの作成等に活用してきました。冷暖房完備なので夏あるいは冬でも快適に読書を楽しめますが、試験期間中には私語が目立つようになってきて少々辟易します。現在は卒論研究のため、図書館のホームページにリンクされた専門雑誌を自分のパソコンから読んでいます。研究室にいながら手許で情報を集めることができるようになりましたが、今でも清閑とした図書館での読書は楽しみの一つです。

外国人にも便利な図書館

ウルドゥ・エレミン・シェイバニ
積雪地域災害研究センター客員研究員
モーリタニア出身
ウルドゥ・エレミン・シェイバニ

 私は大学院生時代から図書館を頻繁に利用しています。広い分野にわたる膨大な蔵書に加え、電子ジャーナルも充実しており、図書館のない研究は考えられません。
 研究室の自分のPCから文献検索できるし、他の図書館にある文献の複写依頼もできるからとても便利です。図書館へ行くと、親切なスタッフがサポートしてくれます。地学分野の文献データベースを導入していただけるとうれしい。

市民にも知の宝庫(豊庫)

佐藤成二
新潟市在住
佐藤成二

 あらゆる分野の膨大なる蔵書、貴重な資料や文献、時代の先端をいく専門書、流石が最高学府の図書館だけあります。其れに何か調べて書きたいものがあると其れ等に関する資料や文献が何でも揃っています。又、閲覧室や学習室に広いスペースを取っている事や利用する学生のマナーの良さが図書館が本来持つべき落着いた静かな雰囲気を醸し出しています。此の様に静かで知が一杯詰まっている図書館を一般に開放してくれている事は凄く有難い。