電子ジャーナルとは、雑誌をインターネット経由で閲覧するものです。購入タイトル以外にも出版社の提供する多数のタイトルを利用できるので、少ない予算で膨大な雑誌数を閲覧できます。図書館に足を運ばなくてもダウンロードでき、キーワードや著者名の検索も簡単で、いち早く情報を入手できる利点があります。
確かに、冊子体より読み辛く、契約を中止すると、最新号だけでなくバックナンバーの閲覧も出来なくなるといった欠点があります。しかし、バックファイルをCD-ROMで購入する対処方法もあり、最近の技術進歩により、出版社による巨大データベース構築やその安定供給の確実性が増しつつあることも考慮すべきです。
新潟大学図書館は、冊子体の購入と電子ジャーナル契約のバランスをとりつつ、限られた予算を有効に活用し、教育・研究に貢献してゆきたいと思います。