新潟大学に商業短期大学部が創設されたのは1959年(昭和34年)4月です。戦後、経済がなお復興途上にあり、新潟県内に高等教育機関が少なく、首都圏の四年制大学に子弟を入学させる余裕のない人々が多かった状況の中で、地元の官民の強い要望を受けて商業短期大学部が新潟大学に併設されました。
その後、校舎は教育学部の五十嵐地区移転を契機として、旭町にあった教育学部校舎を改装し、1983年(昭和58年)4月から医療技術短期大学部と併用という形で過ごしました。
ところが、1994年(平成6年)5月に商業短期大学部の学生募集の停止が決定され、同年10月に商業短期大学部に代わるものとして、法学部と経済学部に夜間主コースが設置されました。商業短期大学部の実際の廃止日は、最後の卒業生が卒業した1998年(平成10年)3月23日の翌日(24日)です。この間約40年間に渡り、多くの優秀な社会人を国・新潟県・新潟市・地元企業に輩出し続けました。
1959年(昭和34年)4月 | 新潟大学に商業短期大学部商学科を併設(西大畑校舎)<入学定員80名> |
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1969年(昭和44年)4月 | 商業科を商業学科に改称 |
1978年(昭和53年)4月 | 商業学科を商経学科に改称し経済専攻及び企業経営専攻を設置<入学定員100名> |
1983年(昭和58年)4月 | 西大畑校舎から旭町校舎に移転 |
1998年(平成10年)3月 | 商業短期大学部を廃止 |
商業短期大学部同窓会は、1959年(昭和34年)4月に設立され、1998年(平成10年)3月に廃止となった、商業短期大学部の卒業生等約2,800名で構成されています。
商業短期大学部同窓会の目的は、会員相互の親睦と母校新潟大学の発展を図ることを目的としています。事務局は、2006年(平成18年)4月から五十嵐キャンパスの全学同窓会事務局内に置いています。
昭和34年4月入学の1回生から平成6年4月入学の36回生まで
入学者3,251名、編入学者42名
昭和37年3月卒業の1回生から平成9年3月および10年3月卒業の36回生まで
卒業生2,814名