理学部は、2017年度から、1学科7主専攻プログラム(数学プログラム、物理学プログラム、化学プログラム、生物学プログラム、地質科学プログラム、自然環境科学プログラム、フィールド人材育成プログラム)で新たなスタートを切りました。1学科となった新理学部では、入学後1年半の間、学生は、志望する専門分野にかかわらず6つのクラスに配属され、理学の共通教育を学びます。
新体制2年目の今年度、2年生は夏休み以降にプログラム選択を行います。改組の計画中に1学科制の導入を高校に説明に伺ったときに、進路指導の先生方から出た懸念のひとつに、学生が入学後に、希望している専門分野のプログラムに進学できないのではないかという点がありました。しかし、実際に今年の2年生に対して志望プログラムのアンケートを取った結果、各プログラムへの進学希望者数はそれぞれの受入れ上限数の範囲に概ね収まっていることがわかりました。各プログラムでは、従来の学科の学生定員数を大幅に上回る受け入れができるように、準備をしてきました。また事前に何度か学生の志望調査をおこない、各クラス内で進路指導をおこなってきたことで、学生にプログラム選択のための判断材料が十分に提供されたのではないかと推測しております。
現在の理学部は、もはや半数の学生さんが理学科所属になり、新たな学部の風土が作られつつあります。後輩たちは先輩たちの状況を見てその影響を大きく受けますので、卒業生がどのような進路を選択するのかは非常に重要です。まずは、新理学部の第1期生が、それぞれが思い描く学生生活を満喫し、希望する進学・就職先に進めるように、教員・職員が一丸となって取り組んでいく所存です。