特集 新潟大学六花寮

新・六花寮 新潟市西区五十嵐二の町(新潟大学五十嵐キャンパス内)2011(平成23)年

 学長、理事、学生による除幕式の様子。異なる文化を背景とした多様な学生との交流を通じてコミュニケーション能力の醸成などが図られ、協調性・国際性を兼ね備えた、広く国際社会で活躍できる人材の養成に資する場としても期待されています。

六花寮

寮の概要

 新・六花寮は男子寮と女子寮からなります。男子寮は建物・フロア毎にA1~A4、B1~B4、C1・C2の10ユニットで構成されています。女子寮も同様です。それぞれのユニットは一人部屋が10室あり、異なる学部・学年の学生や大学院生、留学生が同じユニットで生活する混住型の学生寮です。各ユニットには共用のダイニング・キッチン、トイレ、浴室、ランドリーが設置されています。

 

 
外観
外観

運営組織

 全寮委員会は各ユニットから全寮委員一名選出し、男子女子合計20名で構成されます。全寮委員には以下の役職があります。
寮長 : 一名(男子寮・女子寮各々)、 副寮長 : 一名(〃)
監査部 : 一名(〃)、 企画部 : 一名(〃)
広報部 : 一名(〃)、 会計部 : 一名(〃)
防災訓練担当 : 一名(〃)
また、寮の運営と各ユニットの管理は区別されています。各ユニットには衛生管理等を行うユニット長一名が置かれています。
下久保寮長によれば、「目標としてこの一年で運営組織の地固めを行い、将来的に円滑な寮運営を行えるように、経過を見て担当部署の定員増減などについて、柔軟に対応したい」とのことです。

下大久保大介 初代寮長として

下大久保大介

(法・平成21年旧六花寮入寮 平成23年新・六花寮入寮)

私は2年前、新潟市中央区関屋にあった旧六花寮に入寮しました。それまで私は共同生活をしたことがなかったので、寮で生活することに対して大きな不安を持っていました。しかし、多くの寮の行事や委員活動を経験していく中で寮生活の楽しさや六花寮の伝統を学ぶことが出来ました。旧六花寮で寮長になった動機としては、「寮に何らかの形で貢献したい、恩返しがしたい」という思いからでした。図らずも旧六花寮の最後の寮長となり、そして新・六花寮では最初の寮長となりました。新しい六花寮は学部生だけでなく、同じユニットに大学院生や留学生も一緒に居住することとなり、これまでの六花寮の仕組みとは全く異なるものとなりました。また、新たに女子寮も作られ、人数も男女共に100名、計200名の寮となりました。以前とは全く違う寮体制となりますが、これまで脈々と受け継がれ、培われてきた伝統や文化、六花寮の精神を新たな寮でも引き継いでいきたいと思っています。
 

郭 義根 六花寮を国際交流の場に

郭 義根

(大学院技術経営研究科・平成23年入寮)

私は韓国の大学でも寮生活を経験していますので、日本でも迷わず寮生活を選びました。なんと言っても寮には、①生活費が安く済む、②キャンパス内にあるので通学が便利、③人脈を形成できるなど良いところがたくさんあります。六花寮は新築ですし、一人部屋ですので、留学生にはとても生活しやすい寮です。韓国の出身大学に比べると、新潟大学は留学生への支援も充実していますので、とくに不満はありませんが、寮に食堂がほしいと思うことがあります。食事付きの寮のほうが勉強に集中できると思うからです。それから、もっと日本人と留学生が交流できるイベントがあればと良いと思います。例えば月に1回くらい、土・日を利用して留学生が母国の料理を作ってみんなで食べる会があると楽しいと思います。みんなの距離が縮まると思うのです。どうしても留学生は留学生同士、私で言えば韓国人同士の付き合いが中心になりがちですが、六花寮に入寮したので、日本人の友人をたくさん作りたいと思います。

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